連合会の活動

広告審査会について

~ 第206回 広告審査会 ~

日時 平成20年12月15日(月) 14:00~17:00
場所 日本OTC医薬品協会 第一会議室
審査委員 (第三者委員) 亀井昭宏、瀧澤晶子、古澤康秀、堀 美智子
(広告委員会委員) 船橋 誠、室 直秀、島倉雄三、 冠 京子、近藤義彦、諸田 隆(代)、倉本 力(代)、 佐藤栄一(代)、太田 昭(代)、三原広義(代)
幹事 前廣敬介(第一三共ヘルスケア)、星野好紀(大正)、 青島修治(ライオン)
審査対象 テレビ広告    100件
新聞・雑誌広告  25件  合計125件
広告収集期間 テレビ広告 平成20年9月28日~平成20年11月16日
新聞広告  平成20年9月

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審査概評  広告審査会委員  亀井 昭宏
第206回広告審査会では、次のとおりでした。
審査件数・・・ テレビ広告
新聞・雑誌広告
100件
25件
計 125件
審査結果・・・ テレビ広告

注意・・・ 11件

話題・・・ 5件
  新聞広告

注意・・・ 5件
  話題・・・ 2件
◇     ◇     ◇      ◇     ◇
毎年年末に近づくと、その年を象徴する漢字1文字が京都・清水寺の管長によって山内で揮毫され、マスコミによってこぞって報道される。今年の漢字は「変」ということで、まさしく激変の1年間を象徴する漢字という実感が強かった。ことに経済面では、アメリカの有力金融機関の破綻に端を発する「100年1度」と評される不況の波が今年の後半に入って一挙に押し寄せる形になり、産業界はもとより人々の消費生活さえも破壊しそうな様相を呈している。1年前には2兆円を超える営業利益を計上していたトヨタ自動車が今年度末には1,500億円程度の営業赤字の見通しを発表したのを初めとして、有力製造企業では軒並みと言ってよいほどに期間従業員や派遣従業員の契約期間前の解雇が伝えられている。円高は歯止めが利かないような進展の勢いだし、株価も低迷の一途という雰囲気の中にあり、年末を控えて消費者の間では「生活防衛」がモットーになりつつある。

人件費の削減を緊急の課題として様々な処置が企業によって講じられている中で、私の周囲では大学生就職内定者の内定取り消しが大きな関心を集めている。幸いなことに、現在までの時点では私の直接的な関係者(大学での教え子)の中で内定取り消しの通知を就職先企業から受け取った学生はいないが、このままではいつ表れてもおかしくない状況下にあるだけに、大いに気を揉んでいる今日この頃である。

大学での最大の心配事は、既に一部就職活動が始まっている現3年度生の間での動揺である。現4年度生の就職活動が比較的順調であっただけに、一転しての暗い就活環境に彼らの士気も鈍りがちであり、学生たちの間に若干動揺が広がりつつあることである。かって経験した4半世紀前の石油ショック時の大学生の就職活動では、企業が軒並み採用ゼロということで、当時の4年度生が悲嘆にくれていたことが鮮明に思い出される。今回は、最低限の人材は確保しようとする姿勢が大半の有力企業にはみられるようで、かつてのような悲惨な光景は出現しなさそうではあるが、現に内定取り消し処置に入っている企業が相次いでいるだけに予断を許さないところではある。 願わくば、OTC医薬品業界の企業だけでもそうした処置をとらないで頂けれることを心から祈念している。

景気が後退すると、これまでは真っ先に広告費が削減されるというのが通例であった。既にマスコミ業界の広告営業収入の低迷や、広告会社の営業決算見込みの下方修正が伝えられているので、表面下では既に進行している可能性が高い。しかし、上記人員削減に次いで現在マスコミの関心を集めているのは、企業によるスポーツ支援の相次ぐ中止発表である。国際大会などの冠スポンサーの中止ばかりか、いわゆる実業団スポーツからの撤退などの事例が相次いでいる。長年にわたって該当企業の代名詞のようになっていたスポーツ・スポンサーの廃止は寂しい限りでしかないが、企業コミュニケーション戦略上では計り知れない損失が見込まれるだけに、慎重な判断がとくに必要とされるだろう。

各種スポーツのスポンサーシップは、メセナやフィランソロピーなどと同様にその効果が見えない企業活動と言われている。販売促進手段のように企業収益面へ明らかな反応ないし成果を見込めないだけに、その実施は企業の社会的責任の自覚の範囲内での経営活動でしかないというのが定説になっている。しかし、そうした見方は果たして的を得ているであろうか?

隠徳が尊ばれる社会において、企業の生産・営業活動とは直接的な関連性を有しない社会貢献活動は利益の社会還元あるいは慈善活動と呼ばれ、「持てる」側の当然の社会奉仕活動として周囲のステークホルダーからの尊敬や敬愛の根源となっている。企業によるスポーツ・スポンサーシップの一部には確かにそうした側面ないし性格を色濃く有しているものが少なくないとしても、そうした活動の継続が次第に企業のイメージを形成し、当該企業の経営体質や活動と一体化されて企業評価の根源の一端を占めていくことは明らかである。ましてや、企業の生産・営業活動と何らかの関連性を有すると消費者から見られ得るようなスポーツを応援していたものを中止あるいは中断すれば、それはそれまで長期にわたり大規模な形で行ってきたイメージ投資を廃棄するか希釈したことになり、明らかにそれ以降の経営効率に多大な影響を及ぼすことになると考えられる。つまり、スポーツ・スポンサーシップも設備投資と同様に企業にとっては中・長期的な投資戦略の視点での判断と決定が必要とされるのであって、好景気期に安易な判断や関係者の嗜好の下に実施に踏み切るようなことがあってはならないのである。

景気後退期には多くの大規模な設備投資事案が繰り延べされるのは経営判断としてはあり得ることであり、そうした意味では多大な予算支出を伴うスポーツ・スポンサーシップが経費削減処置の優先事項となり得るとしても、該当企業においては景気回復のできる限り早い時期において復活ないし復帰への可能性を検討することを期待したい。消費者の記憶が薄れない内に有効な手を打つことが、イメージなどの効果面での消耗を最小限に止めることになるばかりか、広告の経済効果の研究において既に実証されているように、手をこまねいているライバル企業群に対して圧倒的な優位性を確保できることになると思われるからである。

 ◇         ◇         ◇

ここ数年、毎年冬に近づくとインフルエンザの流行が懸念され、予防接種の必要性が喧伝される。今年は早くからマスコミを通じて流行の予想が伝えられていたこともあって、我が家でも既に11月中には近くの医院で家族が次々と予防接種を受けることとなった。これまで風邪の予防注射など受けたことなかった私も、家族の懇請には抗しがたく、重い腰を上げて近所の医院へ出向いてみた。普段であれば高齢者の社交場のような雰囲気をかもし出している内科医院の待合室が、幼児を含む幅広い家族層で溢れかえっていた。待っている時間は長かったが、予防注射それ自体は僅か1分程度で終了し、針を刺す痛みもほとんど感じないほどの簡単さであった。もう1回予防注射を打つと今年の冬のインフルエンザ風邪の予防対策としては万全、という看護師の話ではあったが、年末を目前にした今日現在までのところは風邪引きの兆候は全くないだけになんとなく安心感が先に立ってしまって、油断大敵とは思うものの、年明けに時間があればもう1度などと考えている今日この頃である。

それにしても、病気には予防と早めの対応が大切ということを子供の頃から聞かされてきた記憶があるものの、自分の健康管理という点でそのことをこれまであまり実践してきたことはなかった。ただ、悪化させる前に早めに対応ないし治療をすれば、病気はより早く治癒するということは実感していたものの、情けないことにいつも後の祭りの感が強かったことは事実であった。 最近新型ウイルスによるインフルエンザ流行の懸念が喧伝されている。発生すればわが国だけでも最大で死者数十万人あるいは数百万人と言われているだけに、不安は募るばかりである。マスコミは対策の報道よりも恐怖訴求の感が強く、一消費者として何ができるのか、何をすべきなのか、全く伝わってこない。もっと責任ある形での具体的な情報提供や啓蒙活動がなされるべきなのではないだろうか。製薬業界としても何ができるのかを、関係の皆さまにぜひ真剣に検討して頂きたいと祈念している。

OTC医薬品は、まさしく疾病に対する早めの対応という点に価値がある商品である。予防ということを強く言えないのは残念ではあるが、自分の健康は自分で守るという点でのOTC医薬品の選択・消費を消費者に促すための消費者の啓蒙に関しては、製薬企業も関係者ももっと積極的であって良いと思う。商品広告ばかりでなく、パブリシティ、タイアップ企画、イベント、メセナ等々、もっと多くの機会を利用して積極的な啓蒙広報活動の展開を業界へ期待したい。 (以上)
◇     ◇     ◇      ◇     ◇
 
審査結果 
テレビ広告
●漢方製剤
指摘箇所:

<音声・画面>
「ドロッとした膿が鼻に溜まって息苦しい、嫌なニオイがする。」「そんなちくのう症にチクナイン」「・・・膿を抑えてちくのう症を治し、鼻通りを良くします。」「ちくのう症にチクナイン」

見  解:

<注 意>
効能・効果は蓄膿症、慢性鼻炎、鼻づまりです。画面上の商品カットで「蓄膿症、慢性鼻炎」と表示していますが、全体としてそれらの1つである蓄膿症だけをこのように強調して表現されますと、専門薬的な表現と言わざるを得ません。ご注意ください。

〔基準3(1)〕
指摘箇所:

<画 面>
鼻腔に膿がたまるイメージ図

見  解:

<注 意>
イメージ図のCGで膿がたまる部分はいささかオーバーで、不快、恐怖の感じを与えるおそれのある表現です。また、全体から速効的で根治的な印象を与えるのではないでしょうか?ご注意ください。

〔基準3(6)、3(8)、12〕
●鎮咳去たん薬
指摘箇所:

<音 声>
ピタッと鎮めていきます

見  解:

<注 意>
「ピタッと鎮めていきます」の「ピタッ」は完全にセキを止める印象で効能効果の保証表現です。ご注意ください。また、「ピタッと鎮めていきます」は国語的に違和感のある文章ではないでしょうか?

〔基準3(6)〕
●鎮咳去たん薬
指摘箇所:

<画 面>
服用シーンに用法・用量の記載がされていないこと

見  解:

<注 意>
医薬品・医薬部外品の服用シーンは乱用助長につながらない範囲で表現可能ですが、その場合は定められた用法・用量を明瞭に記載してください。ご注意ください。

〔広告自主申し合わせ(11)〕〔基準4〕
●胃腸薬
指摘箇所:

<音声・画面>
ストレスを感じる場面を用いてナレーションで「ストレスなどによる胃の痛み」と表現していること

見  解:

<注 意>
胃腸薬における「ストレス表現」は神経性胃炎の効能・効果を取得し、その範囲であれば「ストレス」を表現することは差し支えありませんが、神経性胃炎の効能・効果を取得していない製品の場合は「ストレス」に効果がある旨、またはそうした誤認を与える表現はできません。「胃の症状」の原因の1つとして「ストレス」がある旨の表現は強調表現とならない範囲であれば差し支えありません。強調表現とはキャッチコピー、繰り返し、文字が大きい、文字に点をつける、色が異なる、音声が大きい、区切って発音する等のことを差します。また、効能・効果が2つ書いてあっても「胃痛」専門薬に見えます。ご注意ください。

〔基準3(1)〕
●胃腸薬
指摘箇所:

<音声・画面>
内服液Sの効能・効果の記載が正確でないこと

見  解:

<注 意>
内服液Sの承認効能は「飲みすぎ又は食べすぎによる胃部不快感及びはきけ(二日酔い・悪酔いのむかつき、胃のむかつき、悪心)」です。「飲みすぎ・食べすぎに」の表現は「飲みすぎ・食べすぎ」の効能・効果がないと表現できません。この場合は「飲みすぎ・食べすぎによる胃部不快感に」と省略せず正確に付記下さるようお願いします。ご注意ください。

〔基準3(1)〕
●目薬
指摘箇所:

<音声・画面>
「目が乾く」・・・・
「ドライアイには、この1滴」「なんと60倍ものとろみを実現」
「ドライアイは治せる」

見  解:

<注 意>
広告上で、「ドライアイ」を表現する場合、涙液の補助の言い換えとしての意味(目の乾き)が明確な場合のみ「ドライアイ」の語句は使用できます。単なる「目のかわき」の言い換えでない「ドライアイ症状」に対して当該医薬品が有効である旨を言及することは認められません。(「医薬品・化粧品等の広告の実際」P.59参照)
この場合、「ドライアイ(目の乾き)」と記しているものの、ナレーションで「ドライアイには、この1滴」「ドライアイは治せる」の表現から「ドライアイ症状」に効果があるかと誤解を与える恐れがあるのではないでしょうか?ご注意ください。

〔基準3(1)、6〕
●目薬
指摘箇所:

<音 声>
「涙を安定させ潤い感を与える目的で、二つの粘稠剤、ヒドロキシエチルセルロースとデキストランをOTC点眼薬で初めて組み合わせて配合しました。」

見  解:

<注 意>
「ヒドロキシエチルセルロース」と「デキストラン」は添加剤です。添加剤は有効成分ではないため、作用を説明することは認められません。ご注意ください。

〔基準3(1)、3(4)〕
●外用消炎・鎮痛薬
指摘箇所:

<画 面>
清涼感UP!

見  解:

<注 意>
「清涼感UP」の表現は「当社従来品比」の文字を記載して自社内の比較であれば表現可能です。併せて当該製品名をご提示くださるようお願いします。ご注意ください。

〔基準9〕
●しもやけ・あかぎれ用薬
指摘箇所:

<音声・画面>
イメージ画面とナレーションが過剰に表現されていること
イメージ図のカットで使用前使用後に表現されていること

見  解:

<注 意>
当表現「ざっくり裂ける」の音声と患部の症状のイメージ画面からはいささかオーバーで恐怖の感じを与え、行き過ぎた表現と言わざるを得ません。また、イメージ図と記していても使用前使用後の表現であり不適切です。ご注意ください。

〔基準3(6)、12〕
●外用湿疹・皮膚炎用薬
指摘箇所:

<音声・画面>
「その肌を、かゆくなりにくくしますよ」「治るんだ」「元から治しましょう」

見  解:

<注 意>
承認効能からすると一般的なかゆみ止めであり、当該表現は体質までをも変えるような、いわゆる「予防的」表現ではないでしょうか?また、元から治すはいささかオーバーで原因療法的な表現ではないでしょうか?ご注意ください。

〔基準3(1)〕
第205回の調査の回答結果から
●しもやけ・あかぎれ用薬
指摘箇所:

<音 声>
「ひびの内から外から、しっかり修復」

見  解:

<注 意>
第205回の調査の回答結果から「アラントイン」は皮膚組織の修復を助ける意味で「ひびの外から修復」は理解できますが「パンテノール」が肌組織の正常な働きを助ける意味で「ひびの内から修復」は、正確な情報として理解できるのでしょうか?「内から修復」は本来、内服薬の表現でありこの場合は不適切と判断されます。正確な情報提供をお願いします。ご注意ください。

〔第2広告者の責務〕 〔基準3(1)〕
新聞・雑誌広告
●胃腸薬
指摘箇所: <文 字>
あなたの胃、ストレスにつぶされてませんか。
ストレスやアルコールなどによる胃の痛みに
見  解: <注 意>
胃腸薬における「ストレス表現」は神経性胃炎の効能・効果を取得し、その範囲であれば「ストレス」を表現することは差し支えありませんが、神経性胃炎の効能・効果を取得していない製品の場合は「ストレス」に効果がある旨、またはそうした誤認を与える表現は、当然不可です。ただし、「胃の症状」の原因の1つとして「ストレス」がある旨の表現は強調表現とならない範囲であれば差し支えありません。強調表現とはキャッチコピー、繰り返し、文字が大きい、文字に点をつける、色が異なる等のことを差します。ご注意ください。
〔基準3(1)〕
●漢方薬
指摘箇所: <文 字>
「○○製薬は、メタボリックシンドローム撲滅運動キャンペーンに賛同し、協賛しています」
STOPメタボリックシンドロームのアイコン
見  解: <注 意>
「○○製薬は○○に賛同し、協賛(応援)しています」の表現はテレビCFで画面を変えて企業スローガンやメッセージとして明確に切り離すようお願いいたします。今回11月7日の6者協の見解を踏まえ、今後は以下の通りと致します。①活字媒体については商品広告と明確に切り離して表現することは難しいことから使用しないこととする。②テレビCF等で商品広告と明確に切り離して表現できる場合は企業としてのスローガン、メッセージであれば使用できる。ただし、商品との親和性が高く誤認を与える恐れがある場合は認められない。
今回のメタボリックは商品との親和性が高く何れの場合も認められません。ご注意ください。
〔基準3(1)、3(6)、10〕
●胃腸薬
指摘箇所: <文 字>
内服液Sの効能・効果の記載が正確でないこと
見  解: <注 意>
内服液Sの承認効能は「飲みすぎ又は食べすぎによる胃部不快感及びはきけ(二日酔い・悪酔いのむかつき、胃のむかつき、悪心)」です。「飲みすぎ・食べすぎに」の表現は「飲みすぎ・食べすぎ」の効能・効果がないと表現できません。この場合は「飲みすぎ・食べすぎによる胃部不快感に」と省略せず正確に付記下さるようお願いします。ご注意ください。
〔基準3(1)〕
●便秘薬
指摘箇所: <文 字>
便秘といえば○○○
見  解: <注 意>
「○○といえば○○」は禁句です。特に「効能=商品名」はご注意ください。
〔基準9〕
インターネット広告
●胃腸薬
指摘箇所: <内 容>
ストレスや飲み過ぎなどが胃にくる人に
ストレスや飲み過ぎなどからくる胃痛・胸やけに
見  解: <注 意>
胃腸薬における「ストレス表現」は神経性胃炎の効能・効果を取得し、その範囲であれば「ストレス」を表現することは差し支えありませんが、神経性胃炎の効能・効果を取得していない製品の場合は「ストレス」に効果がある旨、またはそうした誤認を与える表現は、当然不可です。ただし、「胃の症状」の原因の1つとして「ストレス」がある旨の表現は強調表現とならない範囲であれば差し支えありません。強調表現とはキャッチコピー、繰り返し、文字が大きい、文字に点をつける、色が異なる等のことを差します。ご注意ください。
〔基準3(1)〕
〔基準3(1)〕

第206回広告審査会では、以上のほか次の品目が話題になりましたので、ご参考までにご紹介しておきます。

テレビ広告
●鎮咳去たん薬
指摘箇所: <画 面>
効能・効果の記載がされていないこと
見  解: <話 題>
広告上では効能・効果を正確に2つ以上表現してくださるようにお願いいたします。
〔第2広告者の責務〕
●目薬
指摘箇所: <音声・画面>
「最大濃度配合」を表示していること
見  解: <話 題>
「最大濃度配合」は「一般用眼科用薬製造承認基準の最大濃度配合」等の説明のもとには表現可能ですが、当該広告は「最大濃度配合」が強調され、しかも「一般用眼科用薬製造承認基準の最大濃度配合」の説明の文字が小さく読みとれないのでは?と話題になりました。また、生活者から、この製品が「最大」と取られ、他社誹謗につながる恐れがあるのではとの意見も出ました。
〔基準3(4)〕
●鎮咳去たん薬
指摘箇所: <画 面>
効能・効果の記載がないこと
見  解: <話 題>
広告上では効能・効果を正確に2つ以上表現してくださるようお願いします。
〔第2広告者の責務〕
指摘箇所: <音声・画面>
「なめないと大ピンチ」
見  解: <話 題>
「なめないと大ピンチ」は効能・効果の保証的表現では?また、不安の感じを与えるのでは?と話題になりました。
〔基準3(6)、12〕
指摘箇所: <音声・画面>
曲に合わせて商品名を連呼していること
見  解: <話 題>
商品名を5回以上連呼することは基準12の「不快、不安等の感じを与える表現の制限」に抵触する恐れがあります。(「医薬品・化粧品等の広告の実際」P. 51参照)回数のみで判断されることではありませんが話題になりました。
〔基準12〕
●漢方薬
指摘箇所: <音 声>
「出ちゃいましたか。満量処方」
「はい、葛根湯の満量処方」
「出ちゃいましたか」
「出ちゃったんです」
<画 面>
満量処方の説明カット
見  解: <話 題>
「満量処方」が今までにない商品のように伝わるのでは?と話題になりました。また、満量処方の説明をもっと正確に伝わるよう配慮するべきでは?と話題になりました。
〔第2広告者の責務〕
●外用消炎鎮痛剤
指摘箇所: <音 声>
「どう。ジンジン効いていく感じ 軽くなったでしょ」
「はぁー」
<画 面>
時間の経過が分かりにくいこと
見  解: <話 題>
使用前使用後にならないように服装を変えたことはうかがえますが時間の経過は分からず、全体としての伝わり方は使用前使用後にしか伝わらないのではないでしょうか?また、効能・効果の保証に見えるのでは?と話題になりました。
〔基準3(6)〕
新聞・雑誌広告
●うがい薬
指摘箇所: <文 字>
「殺ウイルス!!」と文字を大きく強調して表現していること
見  解: <話 題>
効能・効果は「のどの殺菌・消毒」等です。特定のウイルスに効果があることから「殺ウイルス」の表現は可能ですが、この場合は強調表現にならないように配慮するべきでは?と話題になりました。
〔基準3(1)〕
指摘箇所: <文 字>
医薬品の表示
見  解: <話 題>
医薬品の広告には「医薬品」である旨を記載し、医薬品であることが識別できるようにお願いいたします。
〔広告自主申し合わせ(2)〕
●胃腸薬
指摘箇所: <文 字>
医薬品の表示
見  解: <話 題>
医薬品の広告には「医薬品」である旨を記載し、医薬品であることが識別できるようにお願いいたします。
〔広告自主申し合わせ(2)〕


OTC医薬品TV CM VTR収録リスト
対象期間:2008年9月28日~2008年11月16日

広告主 商品名 秒数
エーザイ チョコラBBル-セントC(チョコラBBプラス) 15
エーザイ ナボリン{EB錠・S} 15
エスエス製薬 {ハイチオ-ルC・ハイチオ-ルCプルミエ-ル 15
大正製薬 ニュ-ゼナF-II 15
大正製薬 リポビタンファイン 15
大正製薬 リポビタンファイン 15
大正製薬 リポビタンファイン 15
大正製薬 リポビタンファイン 15
大正製薬 リポビタンD 30
大鵬薬品工業 チオビタドリンク(ゴ-ルド) 15
大鵬薬品工業 チオビタドリンク(ゴ-ルド) 15
エスエス製薬 エスタックイブファイン{顆粒・-} 60
エスエス製薬 エスタックイブファイン{顆粒・-} 60
クラシエ薬品 カンポウ専科{葛根湯・小青竜湯・-・-・-} 15
興和 コルゲンコ-ワIB透明カプセル 15
小林製薬 チクナイン 15
小林製薬 セキピタンSP 15
常盤薬品 {南天のど飴・南天のど飴ク-ル} 30
大正製薬 パブロン50 15
大正製薬 パブロンエ-スAX{微粒・錠剤} 30
大正製薬 ヴイックスメディケイテッドドロップ{-・-・-} 15
大正製薬 ヴイックスメディケイテッドドロップ{レモン・-・- 15
大正製薬 パブロンSゴ-ルド微粒 90
大正製薬 パブロンSゴ-ルド{微粒・-} 30
第一三共ヘルスケア {カコナ-ル葛根湯顆粒・カコナ-ル2葛根湯 15
第一三共ヘルスケア プレコ-ル持続性カプセル 15
第一三共ヘルスケア カコナ-ル2 15
第一三共ヘルスケア 新ルルAゴ-ルド{-・細粒} 15
第一三共ヘルスケア 新ルルAゴ-ルド細粒 15
日本臓器製薬 アイストロ-チ{L・O・-・- 15
龍角散 龍角散ダイレクトスティック{ミント・ピ-チ} 15
ライオン スクラ-ト胃腸薬{錠剤・顆粒} 60
ライオン スクラ-ト胃腸薬 顆粒 60
ライオン スクラ-ト胃腸薬 顆粒 60
ライオン スクラ-ト胃腸薬 顆粒 60
ライオン スクラ-ト胃腸薬 顆粒 60
ライオン スクラ-ト胃腸薬 顆粒 60
ライオン スクラ-ト胃腸薬 顆粒 60
ロート製薬 パンシロンキュア 15
興和 新キャベ2コ-ワ 15
太田胃散 太田胃散{内服液・内服液S・チュアブルNEO} 30
太田胃散 錠剤{-・-}(内服液・-) 15
太田胃散 錠剤{-・-}(内服液・-) 15
大正製薬 {微粒・錠剤} 15
大鵬薬品工業 ソルマックゴ-ルド(胃腸液) 15
第一三共ヘルスケア ガスタ-10内服液 15
武田薬品工業 新ビオフェルミンS錠 15
ライオン スマイル40EX 60
ロート製薬 ドライエイド{コンタクト・EX 15
参天製薬 サンテ40i 60

大衆薬TV CM VTR収録リスト
対象期間:2008年9月28日~2008年11月16日

広告主 商品名 秒数
参天製薬 サンテ40i(サンテ40)川柳募集 15
大正製薬 コ-ラックII 15
大正製薬 コ-ラックII 15
武田薬品工業 ビオフェルミン便秘薬 15
ロート製薬 メンソレ-タムAPソフトロ-ション 15
ロート製薬 メンソレ-タム メディクイック 軟膏 15
久光製薬 フェイタスシップ 60
久光製薬 フェイタス{ゲル・チック} 60
久光製薬 サロンパスシリ-ズフェイタスL温感 P cp 60
久光製薬 サロンパスシリ-ズ フェイタス温感(L温感) 15
久光製薬 サロンパスシリ-ズ フェイタス温感 P cp 15
久光製薬 サロンパスシリ-ズ フェイタス温感 P cp 15
久光製薬 サロンパスシリ-ズ フェイタス温感(L温感) 15
久光製薬 サロンパスシリ-ズ フェイタス(フェイタスシップ) 15
久光製薬 サロンパスシリ-ズ フェイタス(フェイタスシップ) 15
久光製薬 サロンパスシリ-ズ フェイタス温感 60
久光製薬 フェイタス 60
久光製薬 サロンパスA(サロンパスEXインドメタシン3.5%)運 15
久光製薬 サロンパスA{-・-} 60
久光製薬 ブテナロックV{クリ-ム・-・-・エア-} 60
佐藤製薬 {サロメチ-ル・サロメチ-ルFBパッチ・-}Pcp 15
小林製薬 ニュ-アンメルツ ヨコヨコA 15
小林製薬 間宮アロエ軟膏 15
大塚製薬工場 オロナインH軟膏{-・-} 30
大塚製薬工場 オロナインH軟膏{-・-} 30
池田模範堂 ムヒソフトGX 15
救心製薬 救心カプセル 15
大正製薬 メディトリ-ト 15
武田薬品工業 ルビ-ナ 15
ロート製薬 和漢箋 ロ-ト当帰飲子錠 15
ロート製薬 和漢箋 ロ-ト補中益気湯錠 15
大鵬薬品工業 ハルンケア{内服液・ゼリ-} 30
ライオン 新デントヘルス 60
ライオン 新デントヘルス 60
ライオン 新デントヘルス 60
ライオン 新デントヘルス 60
ライオン 新デントヘルス 60
大正製薬 リアッププラス 15
大正製薬 リアッププラス 15
ロート製薬 メンソレ-タム レチノハンド{-・-} 15
佐藤製薬 アセスE 15
協和発酵キリン 協和発酵キリン 30
協和発酵キリン 協和発酵キリン 60
ツムラ ツムラ 30
ツムラ ツムラ漢方記念館グッドデザイン受賞 60
キッセイ薬品工業 キッセイ薬品 30
万有製薬 万有製薬 30
ノバルティスファ-マ ノバルティスファ-マ 30
ノバルティスファ-マ ノバルティスファ-マ 30
ノバルティスファ-マ ノバルティスファ-マ 30




新聞広告収録明細
期間:2008年9月
広告主
商品名
媒体名
アンターク本舗 ネオシーダー 読売新聞
太田胃散 太田胃散内服液 産経新聞
興和 キューピーコーワi 産経新聞
興和 キューピーコーワi
パニオンコーワ錠
新キャベジンコーワS
ザガードコーワ整腸錠
毎日新聞
興和 バンテリンコーワ1.0%クリーミィーゲル 毎日新聞
興和 新キャベジンコーワS 毎日新聞
純選堂 アミノコラーゲンジェル 毎日新聞
トクホン トクホンヘクトメタシン 毎日新聞
明治製菓 イソジンうがい薬 産経新聞
山崎帝国堂 毒掃丸総合 朝日新聞
ロート製薬 メンソレータムフレディメディカルクリーム 毎日新聞


新聞広告収録明細
期間:2008年8月
広告主
商品名
媒体名
大杉製薬 オースギ八味地黄丸A
モリハイドクミン
毎日新聞
救心製薬 救心 読売新聞
救心製薬 救心
救心カプセル
毎日新聞
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再春館製薬所 痛散湯 朝日新聞
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日経新聞
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朝日新聞
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山崎帝国堂 毒掃丸 朝日新聞
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